2023.12.15-2024.01.20 開催終了
2023.04.29-05.17 開催終了
1977年北海道北広島市市生まれ。
2003年以来様々な写真作品を発表しており、近年はアノニマスな職人のクラフトワークに着目した作品「NEON-SIGN」が好評を得ている。
https://www.tsubasafujikura.com/
写真家・藤倉翼は2021年4月に自身初の作品集となる『NEON-SIGN Tsubasa Fujikura』を発売しました。
この作品集は2008年から制作が続けられている同名の作品を初期からまとめられており、2021年に札幌芸術の森美術館にて開催された展覧会にて展示された最新のインスタレーション作品も掲載されています。
今回の展示『NEON-SIGN9』はこれを記念し、近年の代表作から2023年制作の新作まで展示されます。藤倉は些細な興味から出発したこの作品を、失われつつある職人のクラフトマンシップと重ね合わせ、自身が敬愛する1960年代、70年代のカルチャーを紐解きながら、制作する作品のブラッシュアップを続けてきました。
一見して実験的かつ趣味的にも思える藤倉の作品は、モチーフであるネオンサインを通したクラフトマンシップや広告手法、時代性、美術史など様々なキーワードを通して読み解く面白さがあります。
様々な関係性が迷路のように入り組む作品群を、ぜひ展示会場でお楽しみください。
ネオンサインはその場所や地域を象徴する存在でそこに集う人々や文化を統合したシンボルとして存在する。
印刷技術の進化とともに大型のアクリル電飾看板が隆盛を極めネオン管職人の減少とともに各地のネオンサインは減少の一途を辿り、今や風前の灯火である。
この作品は、その消え行くネオンサインに正面から向かいあい装飾を廃してストレートに撮影したものである。
ネオン管職人の技術と、看板という商業美術の文脈において一時代を築いたネオンサインに対するオマージュである。
通常屋外で見上げることが大半のネオンサインは写真化のプロセスを経た時点で、屋外広告・案内看板という本来の意味性は取り除かれ、ネオンサインそのものの工芸的価値とアノニマスな職人の芸術性が輝き出す。
A neon sign is both a symbol of a place and its community, existing to integrate the life of both people and culture.
In the ascendancy and evolution of electrical signage, the lights of such craftsmen are rapidly becoming extinct.
I confront these signboards photographing them as honestly as possible.
This is my homage to neon’s rise and gradual fall within the context of commercial art. Once through that process of photography, the semantics and relationship of meaning change their original purpose.
An essence of neon craftwork as anonymous artwork revives in the dark.